申告書類の提出期限は、原則として、2月16日から3月15日までの1ヶ月です。年によって3月15日が土曜・日曜にあたっている場合には週明けの月曜日が提出期限の最終日となります。
3月15日を過ぎてから提出すると、青色申告特別控除額65万円が適用されず、10万円の控除になってしまいます。さらに、「期限後申告」となって「無申告加算税」と「延滞税」が課されることになります。提出期限は、国税庁のホームページや公報などでよく確認しておきましょう。
なお、税金が戻ってくる還付申告に限り、確定申告期間と関係なく、1月1日からその後5年間できることになっています。
通常の確定申告書は3枚複写になっているので、「受領印」を押してもらう「控え用」の用紙も綴じられています。青色申告決算書(収支内訳書)は複写になっていないので、作成が済んだらコピーしておくとよいでしょう。ちなみに国税庁のホームページからダウンロードしたPDFファイルの確定申告書も複写にはなっていないので注意してください。
これらは必ず「現物」を添付して提出することになります。控えが必要な場合には、前もってコピーしておきましょう。
申告書に印鑑を押す欄があるので忘れないようにしましょう。
振替納税の手続きには銀行印と銀行口座番号が必要です。還付申告の場合は、振り込んでもらう自分の口座番号がわかれば大丈夫です。
持っていくほうが便利です。所得控除額などは年度間の変動が少ないので、見落としている項目や金額の確認が簡単にできます。
文具類は税務署にも置いてありますが、数が限られているので混んでいるときなどは待たされます。また、カーボン紙は書類の複写に便利ですから、万一の場合に備えて持っていったほうが安心です。